伏せ込みアスパラ初出荷
update 2013/1/16 10:41
【厚沢部】厳寒期の町内農家の貴重な収入源となる「伏せ込み栽培」のグリーンアスパラガスが15日、初出荷された。例年並みの18`で、16日に市場価格が決まる予定。関係者は「いいアスパラなので高値になれば」と期待している。
国内産の流通が少ない時期に出荷でき、町内では厚沢部町農業振興公社(進藤貞夫社長)と農家2戸が取り組む。同公社では、ハウス2棟(約660平方b)に1万5000株を栽培している。
2重3重のシートを覆ったビニールハウス内は暖房などで20度前後を維持し、根元付近の土壌にも電熱線がある。
今季は寒さの影響で収穫が10日ほど遅れたが「ここ数日の青空でよく伸びてきた。味も上出来」と同公社。伏せ込み栽培は、春から秋に露地圃場(ほじょう)で根株を育て、11月下旬に掘り上げて12月にハウス内に伏せ込む。
収穫は3月20日ごろまでで、同公社の米谷勝雄次長(63)は「甘さがあっておいしいよ」と紹介している。
提供 - 函館新聞社
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