寒中みそぎ祭り開幕、氷点下で荒行

update 2013/1/14 10:27


 【木古内】今年で183回目を迎える「寒中みそぎ祭り」が13日、佐女川神社(野村広章宮司)で開幕し、豊漁豊作、地域の繁栄を祈願する行修者4人が水ごりで心身を清めた。15日の最終日まで昼夜を問わない水ごりが続けられる。

 今年の行修者は、別当の専門学生、久保田翔さん(20)、稲荷の大学生、藤原哲朗さん(21)、山の神の消防士、宮下知哉さん(21)、弁財天のJR職員、高橋駿さん(21)の4人。

 参籠報告祭は午後6時から同神社で執り行われた。野村宮司が祝詞を読み上げ、行修者が厳しい鍛練に入ることを神に報告。関係者が玉ぐしを捧げるなどし、祭りの成功を祈願した。その後、下帯姿の行修者が境内に出て、「行くぞ」などと威勢の良い声を掛け合いながら、冷水を浴びて身を引き締めていた。

 氷点下1度の寒さの中、多くの観客も訪れ、行修者の神々しい姿に「頑張れ」と歓声を送っていた。

提供 - 函館新聞社


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