ガゴメ商品に認証シール広がる

update 2013/1/7 10:46


 「函館がごめ連合」(布村重樹代表、39社)が創設した、ガゴメ商品であることを担保する独自の認証制度への取り組みが広がっている。昨年6月スタートした認証は6社57品目(同12月末現在)に。今年からは認証シールを張る労力を軽減するため、商品フィルムへの印刷も可能となり、認証数がさらに増えそうだ。

 同連合事務局によると、昨年6月に第一弾として3社27品目が誕生。半年間で認証数が約2倍になった。梶原昆布店(豊川町、梶原健司社長)の「がごめ刻み昆布」など21品目ほか、三豊(北斗市、塩田康就社長)の「がごめ昆布しょうゆ味」などもある。

 認証商品は、アンテナショップ「がごめ昆布 ねばねば本舗」(若松町、石原健店長)を中心に販売。商品には、メーカーがシールを一枚ずつ張る作業が必要なため「手張りが大変だから、認証取得を控えるケースもある」と事務局。そこで商品フィルムへの印刷を考案。印刷に伴う初期投資はメーカー負担とし、シールと併用できる。

 制度導入により、客がスーパーではなく同店に商品を買い求めに来るなどの効果があった。連合加盟社のうち、27社が約150アイテムを手掛けており、今後も認証メーカーを増やす。

 事務局の石原さんは「安心した商品を買ってもらう目安になっている。メーカー側は、いいものを広めようという意識を高めてくれれば」と期待を込める。

 制度はガゴメブームを受け、偽物と区別する狙い。認証には「函館エリアで収穫されたガゴメであること」「衛生と品質管理が十分に実施されているもの」ほか9項目のクリアが条件だ。

 「箱館がごめ」と書かれたシール(25ミリ×28・4ミリ)はガゴメの緑色をあしらったシンプルなデザイン。メーカーに1枚2円で買い取ってもらってガゴメの普及活動に使う。ねばねば本舗以外に認証商品を卸す場合は、扱い方についてメーカーが販売先を指導。違反した場合は認証取り消しとなる。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです