オオワシ優雅に飛翔、八雲で探鳥会

update 2013/1/7 10:45


 【八雲】日本野鳥の会道南桧山(奥田孝一代表)は6日、八雲町の遊楽部川流域でこの時期恒例の探鳥会を開いた。厳しい寒さの中、会員と野鳥愛好家計20人が、国の天然記念物のオオワシやオジロワシの優雅な飛翔シーンに歓声を上げた。

 オオワシ、オジロワシは冬鳥として主に道東に飛来。同会によると、遊楽部川流域は餌となるサケが生息するため、毎年3月末ごろまで数百羽が越冬する「道南随一の観察地」(一戸静夫事務局長)という。探鳥会は午前9時に河口のポイントで始まったが、吹雪に見舞われはっきり観察できなかった。

 下流域へ移動した同10時10分ごろに視界が晴れると、川の対岸の木で羽休めする1羽のオオワシが姿を見せた。眼光鋭く獲物を探したり、飛び立ったりするオオワシの雄姿を、参加者はカメラや双眼鏡を取り出して目に焼き付けていた。

 市街地から10キロほど離れた上流付近に移ると、道路上空でオジロワシも含め数十羽が旋回。近くの雪原ではサケの捕食に夢中のオジロワシも。間近で繰り広げられる自然のドラマに、参加者はくぎ付けだった。

 祖父母と参加した函館青柳小3年の倉橋汀夏さん(9)は初めてオオワシを見たといい「遠くにいたワシが頭の上近くまで飛んできたのに感動しました」と笑顔で話した。

提供 - 函館新聞社


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