函館港新年度の客船入港14隻予定 7万トン超の大型船初寄港

update 2013/1/5 10:51


 函館市は2013年度の旅客船入港予定をまとめた。本年度より4隻多い14隻となる見通しで、それぞれ2回ずつ予定しているイタリア船籍の「コスタ・ビクトリア」(7万5166トン)、バミューダ船籍の「サン・プリンセス」(7万7441トン)は初寄港。函館港では初めて7万トンを超える大型船となる。

 市港湾空港部によると、これまでの最大の客船は、10、12年に寄港した「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」(米国、6万9130トン)。全14隻の総トン数64万9871トンは過去最大で、近年の大型化の傾向が顕著に表れた。乗客・乗員数(定員数)も2万人を超えることから、地域への経済波及効果が期待される。

 6、7月に寄港予定の「サン─」は全長261メートル、乗客・乗員数2850人。国内最大の「飛鳥U」(5万142トン)と比較しても全長で約20メートル長く、2倍以上の定員数を持つ。運航するプリンセス・クルーズ社は、今年から日本人客向けのツアーを展開するという。

 14隻中8隻が外国船で、小型客船「カレドニアン・スカイ」(バハマ、4200トン)が初寄港するほか、過去に入港実績のある「フォーレンダム」(オランダ、6万1214トン)と「シルバーシャドー」(バハマ、2万8258トン)が入港予定。同部は「海外の運航会社が東アジアのクルーズ市場開拓に力を入れている背景があり、外国船の割合が高くなった」とする。

 国内船では「にっぽん丸」と「ぱしふぃっくびいなす」がそれぞれ、港内で1泊し夜にはライトアップした船体が楽しめそうだ。就航以来おなじみとなった「飛鳥U」は3回寄港し、8月には函館─青森間で1デークルーズが企画されているという。

 同部は今後も誘致活動を積極的に展開するとともに「寄港時には歓迎セレモニーを予定している。市民にも積極的に参加してもらいたい」としている。

提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです