熟練の技 手際良く 鏡もちづくりピーク

update 2012/12/27 10:25


 正月を彩る鏡もちづくりが、函館市内のもち店でピークを迎えている。函館市松風町4の「弁慶力餅三晃堂」では、野路邦英社長をはじめ6人の職人らが作業に追われている。

 同店では2合から1斗までの鏡もちや棒もち、雑煮に入れるのしもちなど、正月用に約20種類を作っている。最近は小型のものが人気で、2合の鏡もちが売れている。店舗数が減った影響で、受注量も減ったが、常連の会社や福祉施設などからの注文が多いという。

 職人たちは、蒸したもち米を石臼でついた後、素早く取り出して計量。熟練の技術で一つ一つ丸めていた。正月用のもちづくりのピークは28〜31日、4日間で60〜70俵のもち米を使う予定という。

 野路社長は「柔らかすぎず、堅すぎない微妙な感触が重要。粘りやコシを味わってほしい」と話していた。

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