光黒大豆 選別作業本格化
update 2012/12/24 10:29
【厚沢部】正月料理の煮豆に重宝される光黒大豆の選別作業が厚沢部町で本格的に始まり、熟練のパート主婦らが一粒ずつ丁寧に手作業で選んでいる。
光黒大豆は厚沢部の特産で全国へ出荷され、地元では煮豆のほか、風味の良さからお茶(黒豆茶)やケーキに活用されている。健康体質改善にも効果があるとされ、根強い人気だ。
JA新はこだて厚沢部基幹支店では、桧山南部4町と八雲熊石の5町で計440fと道南では最大の作付け面積。記録的な大雪と酷暑、秋の長雨と厳しい自然条件にさらされたが、収量は732dの見込みで例年より120d多いという。
豆は8・5ミリ以上で、傷がなく、黒光りでしわの少ないものが基準。風圧で余分なものを取り除き、最後に人の手によって最高級のものを選ぶ。
農協施設での作業は午前9時から午後5時半まで続き、熊石地区の油谷鈴子さん(59)と井口満璃子さん(65)は「集中して選んでいる。ここのおいしい豆をたくさん食べてもらいたい」。桧山南部畑作振興会大小豆部会の西村志郎部会長(55)は「今年ほど、厳しい自然状況に振り回される年はなかった。苦労した」と安堵(あんど)の表情で出荷作業を見守っている。
選別作業は来年5月まで続く。
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