景況感1ポイント悪化で留める 日銀短観12月
update 2012/12/15 09:48
日銀函館支店(中川忍支店長)は14日、12月の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。渡島・桧山管内の企業の景況感を示す業況判断DI(「良い」とする割合から「悪い」とする割合を引いた指数)は、前回9月より1ポイント悪化し、全産業でマイナス1となった。20年ぶりにマイナスを脱した前回調査に続き、高い水準を維持している。
景況感が悪化したのは3期ぶり。ただ、同支店では「全国は3ポイント悪化のマイナス9で、道南は観光、水産、建設の内需中心のため悪化も緩やかで、持ちこたえている」とみる。先行きDIは2ポイント悪化しマイナス3と予測している。
産業別では、製造業全体ではプラス10を維持。食料品は3期連続で0を維持したが、海外経済減速の影響で売り上げが減少した機械は22ポイント悪化し0となった。
非製造業は1ポイント悪化しマイナス5に。2011年6月調査以来、6期ぶりの悪化。建設はマイナス18のまま。卸売は16ポイント悪化しマイナス16となった。小売は、自動車ディーラーの新型車投入効果が表れ、20ポイント改善しマイナス20。観光関連では、宿泊・飲食・サービスが14ポイント悪化したものの、プラス43と高い水準を維持している。
調査は11月中旬から12月中旬まで道南の101社(製造業29社、非製造業72社)を対象に実施した。
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