グリーンプラザを市民活動拠点に、函館駅前・大門の統一デザインで最適提案者発表
update 2012/11/30 09:45
函館市は、民間公募していたJR函館駅前・大門地区の「中心市街地トータルデザイン」の最適提案者を発表した。テーマは「ハコマチ・ドック・プロジェクト」。市民活動の拠点としてグリーンプラザにフリースペースの「倉庫」を設置し新たなにぎわいを創出する内容。旧函館ドック跡地をイメージした「ゴライアスクレーン」型の門を設置するなど、独創的アイデアが盛り込まれた。
「市中心市街地活性化基本計画」(2013〜17年度)の一環。駅前通とグリーンプラザ周辺の総合的な再整備案を市が公募。28日に開かれた有識者らによる審査委員会(委員長・遠藤新工学院大学准教授、委員6人)で選定した。
提案者は「ワークヴィジョンズ」(東京都)と「パシフィックコンサルタンツ北海道支社」(札幌市)の2社。来年3月までに、事業者と委員を交えながら、提案内容をより具体的に磨き上げて実現につなげる。
提案の核は「マチの倉庫」。市民団体の自発的活動を促す空間として活用してもらうほか、屋外での活動舞台「ヤタイ」の収納場所としても使用。この倉庫を拠点として、グリーンプラザの通年利用が実現可能としている。駅前通との交差点には、象徴的存在として「門型クレーン」を配置し、市民や観光客が集う場所として再生させる。
また、電停のデザインには、白を基調とした壁面にガラスのスリットを入れるなどし、グリーンプラザ前に電停とバス停を集約して回遊性を高める提案も盛り込んだ。
市経済部の入江洋之中心市街地等再生担当参事は「グリーンプラザを通年利用が可能な場所として活用する案が評価された。議論が必要な点はあるが、この提案を出発点として、実現性や予算面などを含めて磨きをかけていきたい」としている。
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