集客効果を九州から学ぶ 北海道新幹線
update 2012/11/29 09:43
【八雲】2015年度に開業する北海道新幹線の普及啓発を図る「北海道新幹線フォーラム」が28日、八雲町本町のはぴあ八雲で開かれた。沿線自治体の職員ら約170人が有識者の講演を聞き、先行県の取り組みを学んだ。
渡島総合振興局と道新幹線建設促進道南地方期成会が主催した。
情報誌「観光会議きゅうしゅう」(リクルートライフスタイル事業創造部じゃらんリサーチセンター発行)の編集長、木村宏美さんが、昨年3月に鹿児島から福岡まで全線開通した九州新幹線の事例を紹介し、沿線自治体、周辺地域への開業効果について語った。
沿線地域の開業1年前の取り組み例を示したほか、自社で行った宿泊旅行調査の結果から九州への来訪客が増加したこと、福岡―熊本間の高速バスも増便によって乗降客数が増えたなど、効果の事例を挙げた。
一方で、対策を講じないと集客効果が表れないと伝え、「新幹線が通っても目的がないと客は降りない。降りてもらうプログラムを今から考えて」と強調。北海道新幹線の開業効果を生む方策として仙台方面への売り込みや新駅―函館間の2次交通の整備などを挙げ、「地域名を売り込み、そこで何ができるのか、どんな人に会えるのかなど分かりやすく情報発信を」とアドバイスした。
このほか、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)北海道新幹線建設局の渡邉修計画次長が新幹線工事の進ちょく状況を報告した。
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