明治の音≠ノうっとり 大妻高メモリアルピアノコンサート
update 2012/11/17 10:00
函館大妻高校(池田延己校長、生徒426人)で16日、同校が所有する日本最古とされる国産ピアノを使った演奏会「大妻メモリアルピアノコンサート」が開かれた。市民ら60人が来場。一流音楽家によるピアノとバイオリンの澄んだ音色に聴き入った。
このピアノは国内のピアノ製造元祖、西川虎吉が明治10年代ごろ造ったとされる「西川ピアノ」。2007年に同校で見つかり、修復を終えた09年から毎年コンサートを開催。昨年から希望者を公募している。
出演したのは札幌交響楽団バイオリン奏者、石原ゆかりさん=函館出身=と、函館のピアニスト高実希子さん。石原さんはエルガーの「愛のあいさつ」を軽やかに奏でると、フォーレの「シチリアーノ」「エレジー」では哀愁ある調べを響かせた。高さんも、石原さんの熱演を引き立てる繊細な伴奏を披露。来場者は奥深い明治の音≠ノ耳を澄ませていた。
提供 - 函館新聞社
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