GLAY公演会場「緑の島」整備方針固まる
update 2012/11/15 10:03
函館市は、港湾緑地「緑の島」(8ヘクタール)の北側未整備敷地(3・2ヘクタール)の整備方針をまとめた。切り土工事などで中央部に芝生の広場0・9ヘクタールを整備。既存多目的広場(1・5ヘクタール)との一体利用により、大規模イベント開催を可能とする。来年6月末までに部分完成を目指す方針で、来夏に予定する函館出身のロックバンド「GLAY」のコンサート会場としても活用される見通しだ。
整備は本年度から14年度までの3カ年。総予算額は5億円で、合併特例債を活用する。12月開催の第3回定例市議会に実施設計委託費1000万円と、基盤整備工事費として来年度までの継続費5600万円の計6600万円を予算計上する。
計画によると、中央広場は、土砂を積み上げた盛り土部分(0・6ヘクタール)を切り崩し、既存広場と同じ高さとして整備。北側にはアスファルト舗装した広場(0・7ヘクタール)を整備し、中央広場との接合部は緩やかなスロープとする。盛り土の土砂は路盤強化を図りながら駐車場などに活用する。このほか、潮風や芝生への塩害を防ぐための築山の造成、給排水設備、大型バスも乗り入れ可能な駐車場の舗装を行う。
市港湾空港部は「新たな多目的広場は2万5000人の収容が可能。コンサートイベントなどでも利用でき、市民憩いの場としての利便性も高まる」としている。
緑の島は浚渫(しゅんせつ)土砂の処分場として1980年に建設が始まり、85年に港湾緑地として計画決定された。91年から緑地工事が進められたほか、2002〜03年度には北側に駐車場を整備した。
普段は釣り人や家族連れらが訪れるほか、2000〜3500人規模のイベントが本年度も数回実施されている。2009年度には、函館開港150周年記念事業のメーン会場として、9日間で延べ13万3500人が来場した。
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