味の競演満喫…郷土料理発表会

update 2012/11/14 10:45


 市内、近郊のホテルや料理店が料理を振る舞う「郷土料理発表会」が13日、五島軒本店(末広町)で開かれた。西洋料理9店と中国料理10店が参加。市民約250人が訪れ、一流の調理師による味の競演≠楽しんだ。

 全日本司厨士協会函館支部と日本中国料理協会函館支部の主催。地元食材を使った料理の紹介や調理師同士のレベルアップを目的に毎年開催しており、今年で27回目。

 メーンの食材には、地元で水揚げされたタラやツブ、農産物は七飯産のリンゴ、ジャガイモ、シイタケ、北斗産タマフクラなどをふんだんに使った。

 テーブルに並んだのは各店が趣向を凝らしたこの日だけの特別メニューで、サケは岩塩の包み焼き、タマフクラは冷製ポタージュ、森産の豚はあんかけを載せて提供。来場者は目当ての料理を皿に取り、おいしそうに味わっていた。

 毎年訪れているという市内の自営業、佐々木妙子さん(65)は「普段は食べることができない凝った料理ばかりで、どれもおいしい」と笑顔をみせていた。日本中国料理協会函館支部の小川幸徳支部長は「市民に地元食材の味を知ってもらうことができてよかった」と話していた。

 また、この日は両支部の青年部による料理コンクールも行われた。

提供 - 函館新聞社


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