ホテル函館ロイヤル 改修終え来月新装
update 2012/11/13 10:18
ホテル函館ロイヤル(函館市大森町)は、9月から進めてきた改修工事を11月末で終え、12月1日に新装オープンする。工事は2015年度の北海道新幹線開業で利用客の増加を見込んいることに加え、地域経済のけん引役としての意気込みを示すものだ。同ホテルでは「地場資本、地域密着型のホテルとして、地域経済を盛り上げていく責任がある。函館経済回復の一助になれば」としている。
同ホテルは魚長食品(豊川町、柳沢政人社長)のグープ企業で、1966(昭和41)年にオープンした老舗。89年に現在の規模に増築。今回の工事はそれ以来の大規模改修。昨年から今年春にかけて計画し、営業を継続したまま9月に工事に着手した。
1階はロビーやレストランの壁紙を全て交換。2階の宴会場やホールを大幅に改装し、茶色を基調にした落ちついた雰囲気にした。3階の大ホールも床をじゅうたんからカーペットに変えるなどした。
外壁はタイルの取り替えを行っているほか、客室の一部も改装した。ベッド回りにコンセントを増設するなどして宿泊客の利便性を高めた。
3年後に控えた新幹線開業で利用客の増加を見込んでいるほか、ここ数年で地場資本によるホテルが減少したことも改修を決断した理由。山野忠則総支配人は「経済の低迷が続いており、改修は地場資本として地域を盛り上げる意味も込めている」と強調。「会議やイベントで訪れる市民により快適な空間を提供したい」と話している。
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