ヤマゴボウ出荷最盛期
update 2012/11/10 10:32
【厚沢部】厚沢部町で、ヤマゴボウの出荷作業が最盛期を迎えた。一年を締めくくる農作業で、「ヤマゴボウを見ると正月が来るのを実感する」と明るい表情で進めている。
道南でヤマゴボウの生産は厚沢部が中心。主に名古屋方面へ出荷し「山ごぼう漬け」として人気だ。収穫後に、ほどよく乾燥させ、手作業で土を払い、サイズ別に箱詰めする。作業は10月下旬から始まり、例年11月下旬ごろまで続く。
同町富栄の庄山朝一さん(75)は9日、終日作業に励み「ジャガイモとコメが落ち着き、最後はヤマゴボウ。今年の仕上がりは上々だが、雨で収穫できない日が続き、晴れ間にみんなで集中して頑張っている」と話していた。
JA新はこだて厚沢部基幹支店によると、ヤマゴボウの生産農家は厚沢部33軒、江差と乙部、八雲町熊石が各1軒で、作付け面積は計10・5ヘクタール。市場価格は中間サイズ5キロ3000円前後と例年並み。サラダやみそ漬けなどの生産者考案のレシピを出荷先に届けるほか、道央圏でも販路拡大に力を入れている。
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