中川さん間もなく献血200回
update 2012/11/10 10:31
元中学校長で、現在は保護司を務める函館市上野町の中川俊男さん(64)が、間もなく献血回数200回を達成する。身近にできる奉仕活動として20歳から始め、44年間で196回(今月2日現在)。献血離れが進む中、「献血に足を運ぶ若者が増える一助になれば」と願う。
献血の種類は全血(200ミリリットル、400ミリリットル)、成分(血漿、血小板)の4つ。中川さんの場合は、200ミリリットル全血の回数が最も多く、最近は体への負担が少ない血漿成分献血を、月に1回のペースで函館赤十字血液センター(日乃出町)で行っている。年度内200回達成が目標だ。
大学2年のとき、知人を通じ輸血のための血液確保に協力したのがきっかけ。函館赤川中に勤務していたころ、長崎屋函館店(美原)内にあった美原献血ルーム(現在は閉鎖)へ勤務後に通っていたことや、献血するとコレステロールや肝機能などの血液の検査結果が分かり健康管理に役立つことから、回数が増えていった。
桧山管内に勤務した12年間は、移動献血車(全血のみ)で数回しかできなかったという。
献血をすると、次回まで200ミリリットル全血4週間、400ミリリットル全血12週間、成分献血2週間の期間が必要で、簡単に回数を増やせるものではない。「200回が目的ではなく、回数を重ねるうちに自然と数字が積み上がった」と強調する。
冬場には血液が不足がちだ。「毎日どこかで移動献血車が運行しており、函館には血液センターもある。若い人たちが協力するようになってほしい」と話す。献血は69歳まで可能で、健康な限りは続ける考え。同センターは「全血の回数が多いので、トータル回数としてはかなり多い。200回となれば珍しいのでは」としている。
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