1400人が建設阻止訴え 函館で大間原発反対全道集会
update 2012/11/4 10:21
大間原発(青森県大間町)の建設阻止を訴える「やめるべ、大間原発11・3北海道集会」(道南地域平和運動フォーラムなど主催)が3日、函館市千代台運動公園で開かれた。渡島、桧山管内の労組中心に1400人(主催者発表)が参加し、直ちに建設中止を求める集会アピールを採択した。
同原発に特化した函館での全道集会は昨年10月に続いて2回目。この日の函館の最高気温が8・5度と肌寒い天候の中、参加者はプラカードやのぼりを掲げ、事業者の電源開発(東京)の暴挙を非難した。
「泊原発の廃炉をめざす会」の小野有五共同代表(北大名誉教授)が「世界が3・11をきっかけに変わったのに、日本だけは変わっていない。函館から日本の歴史を変えよう」とあいさつ。道平和運動フォーラムの中村誠吾代表や道南フォーラムの相澤弘司代表が建設阻止に向けた連帯行動を呼び掛けた。来賓の逢坂誠二衆院議員(道8区)も「粘り強く取り組みを進めるべきだ」と脱原発社会の実現を訴えた。
集会後、同公園から「大間原発ノー」「ふるさとを守れ!」などとシュプレヒコールを上げながら、市街地約2キロをデモ行進。市内東山の無職西堀滋樹さん(62)は「人間がコントロールできないものを次世代に残してはいけない。小さな声でも訴え続けることが大事」と話していた。
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