フルマラソンコース、年度内にも決定

update 2012/11/1 09:47


 函館ハーフマラソン実行委員会フルマラソン検討部会(部会長・斎藤利仁函館商工会議所青年部副会長)の4回目が31日、函館市役所で開かれた。コース設定について協議し、ハーフとの同時開催を見据え、ハーフの走路を延長させたコースを軸として今後調整していくことを確認した。年度内にも決める方針。

 コースは千代台公園陸上競技場を発着点とし、谷地頭電停交差点の折り返しや、国道278号(漁火通り)の往復などは同じ。フルでは西部地区やともえ大橋、北埠頭(ふとう)周辺も走路に加える。

 これ以外の案で、市内を範囲とし西部地区を2周するコースは、景色の単調さと追い越しの多発が予想され、国道5号や国道227号(大野新道)を主として函館、北斗、七飯の2市1町にまたがる広域コースは、幹線道路を長時間使用するなどのマイナス面が指摘された。

 一方、ハーフの延長コースは国道5号を通らない上、運営経費の節減にもつながるという。

 出席者からは「延長コースのほうが実現性は高い」といった意見が上がった。課題としてはコースの複雑さや折り返しの多さ、誘導するスタッフの人数を充実させることが指摘された。

 斎藤部会長は「大会経費を圧縮するためには延長コースが最も適当。今後、警察側と協議を重ねて具体的に決めていきたい」と話した。

 フルマラソンは14年度の開催を検討。日本陸連の公認大会としたい考え。

提供 - 函館新聞社


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