渡り鳥 決死の旅立ち 松前・白神岬
update 2012/10/28 11:26
【松前】北海道最南端の松前町白神岬周辺で、本州方面を目指す野鳥の渡りがピークを迎えている。無数のヒヨドリが飛び立つ圧巻の光景が、自然のドラマを演出している。
日が昇り始めた27日午前6時50分ごろ、数百羽近い群れが「ピーピー」と鳴きながら海岸沿いの国道上空を旋回。やがて一斉に海へと飛び立った。これを皮切りに別の群れも続いた。
次の瞬間、群れは一斉に引き返した。力尽きれば死が待ち受ける大海原を目の前に、ためらっているようにも見える。しかし、やがて覚悟を決めたかのように再び飛び立ち始めた。多くの野鳥愛好家は「頑張れよ」とつぶやきながら、盛んにカメラのシャッターを切っていた。
北斗の大島弘子さん(74)は「渡りは感動のシーン。今日も素晴らしい光景を撮影することができた」と満足げだった。
提供 - 函館新聞社
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