函館盲聾教育後援会 創立100年祝う 伝統を基に一層の充実を

update 2012/10/28 11:25


 視覚や聴覚に障害のある子どもへの教育支援を行っている「函館盲聾(もうろう)教育後援会」(若山直会長、会員390人)の創立100周年記念式典が27日、五島軒本店(末広町)で開かれた。先人が築いてきた伝統を基礎とし、次の100年に向けて盲ろう教育を一層充実させることを誓った。

 若山会長は「新しい時代をつくるため、皆さんから意見を聞いて活動を進めていきたい」とあいさつ。函館市の山本真也教育長、函館文化会の安島進会長が祝辞を述べた。

 活動に尽力した11個人・団体に感謝状を贈呈したほか、記念事業として「ヘレン・ケラー生誕130周年記念展」の開催、函館盲唖(もうあ)院跡地(元町)への案内版設置、100周年記念誌「愛之友」の発行について報告があった。

 感謝の意を込めて、道函館盲学校中学部3年の和田友実さん(15)がショパン作曲「黒鍵」をピアノ演奏した。

 1912年に前身の函館盲唖院後援会が発足。54年に現在の名称に改め、道函館盲学校(木村浩紀校長、11人)、道函館聾学校(大井川学校長、12人)の子どもたちへ支援を続ける。  小笠原愈副会長の記念講演や祝賀会もあり、約100人が出席した。

提供 - 函館新聞社


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