仮想空間でイカが函館観光案内 未来大学生が制作
update 2012/10/27 10:35
公立はこだて未来大(中島秀之学長)の学生15人が、函館を象徴するイカのキャラクターが仮想空間内で観光案内をするコンテンツを制作した。観光地に行かなくても、函館山からの夜景などが手軽に楽しめる。
室蘭工業大との学術交流の一環として、同大で開発されたバーチャルリアリティ(VR=仮想現実感)システムを未来大が導入、3年生のプロジェクト学習で取り組んだ。
プロジェクトリーダーの川又康平さん(21)=情報デザインコース3年=によると、函館のキャラクターを巨大イカの怪物「クラーケン」の子ども「クラちゃん」、室蘭のキャラクターをホエール(クジラ)から「ホーくん」と設定した。
函館版では未来大キャンパスを皮切りに五稜郭タワー、五稜郭公園のサクラ、夜景を、室蘭版では室工大キャンパス、地球岬、白鳥大橋(夜景)を楽しむことが可能。いずれも2体のキャラクターが案内、両方合わせて約10分間。専用メガネとペン型の入力装置などを使う。
担当教員の迎山和司准教授は「成果物として、紙の観光パンフレットにスマートフォンをかざすとキャラクターが出てきて説明してくれる飛び出す絵本の電子版≠竅AVRシステムそのものを発展させてキャラクターと一緒に遊べる電子水族館≠、年内に完成させたい」と話している。
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