9月の道南雇用情勢 有効求人倍率0・6倍 19年ぶり高水準
update 2012/10/27 10:34
函館公共職業安定所は26日、渡島・桧山管内の9月の雇用失業情勢を発表した。有効求人倍率は0・60倍で、前年同月より0・09ポイント上昇し、28カ月連続で前年を上回った。有効求人倍率が0・6倍台となったのは、0・62倍だった1993年4月以来、19年6カ月ぶり。求職者数の減少や有効求人数が増えたことで高い水準となった。
ただ、基調判断は「先行きは不透明な状況ではあるが、持ち直しの動きを続けている」と6カ月連続で据え置かれた。
新規求人数は、同9・3%減の2096人と3カ月ぶりに前年同月を下回った。減少は前年同月にあった飲食サービス業の大量求人がなくなったため。
ただ、新規求人数自体は高い水準で推移。新幹線関連工事で人手不足となっている建設業が同57・0%増の214人。製造業が同16・6%増の239人。サービスが同13・5%増の236人だった。
雇用の先行指標となる新規求人倍率は、前年同月と同じ1・03倍。新規求職者数は同9・6%減の2027人で11カ月連続で前年を下回った。求人数が多いことから、在職者の求職活動が増加した。
合わせて発表した来年3月の高校卒業予定者の求人倍率は、前年同月より0・06ポイント高い0・42倍だった。求職者数1130人に対し、474人の求人があり、うち224人の就職が決まった。9月末時点での就職決定者、就職率はいずれも前年を上回った。
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