太い! リーキ収穫

update 2012/10/26 10:00


 【北斗】道内の農業試験場で唯一、リーキ(西洋ネギ)の栽培技術の開発について研究している道総研道南農試(北斗市本町)で25日、収穫が始まった。ずんぐりと太いリーキを、職員らが手作業で掘り起こしている。

 新規作物導入に向け2011年度から3カ年計画で、栽培法の確立や機能性についても研究。研究主任の富沢ゆい子さん、植野玲一郎さんが中心となり、今年は試験圃場(ほじょう)約4eで栽培。収穫作業は11月初旬まで続く。

 食用とする根元の白い部分が15〜20センチ、直径が4aほどあり、出荷基準に合う品物に仕上がった。富沢さんは「病気に弱く栽培が難しい面もある。そこがクリアできれば海外産に負けないものができる」と話す。

 欧米では煮込み料理に使われる。加熱すると甘みが増すのが特徴。国内流通するリーキのほとんどが輸入品。洋食文化が根付く函館の料理人からは国産への引き合いが見込まれるため、特産化を目指す。

提供 - 函館新聞社


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