きょうで無休営業6666日 大衆食堂「たつみ」
update 2012/10/26 10:00
店主の明るい人柄と安くてボリューム満点のメニューで多くの地元市民や観光客に親しまれている函館市東川町の大衆食堂「たつみ」が26日、無休営業6666日を迎える。店主の山田正勝さん(71)は「一生懸命支えてくれている従業員たちのおかげ」と感謝の言葉を口にしている。
山田さんは30歳の時、自分の店を持つため東京のそば店で修業し、1973年にラーメン店「たつみ」を開いた。開店後は試行錯誤を重ねながら、唐揚げや生姜(しょうが)焼きなどの定食メニューも増やしていき、山田さんの元気な接客もあって多くの常連客に愛された。
しかし、94年に山田さんが腰を痛めて入院し、店は5カ月間の休業を余儀なくされた。退院後はその間に離れてしまった客を取り戻そうと「安くてボリュームがあり、お客さんがいつ来ても開いている店」として再開。それから18年以上、従業員たちに支えられながら、1日も店を休まず営業を続けている。
山田さんは「お客さんとの会話が元気の源。無理なく自然体で続けることができた」と振り返り、「安くてボリュームがあっても味が良くなければお客さんはよろこばない。ここでしか食べられない味をこれからも提供していきたい」と話している。
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