「エゾシカ焼き肉」商品化

update 2012/10/25 09:52


 エゾシカ肉の卸・販売業「北海道産ファーム」(函館市米原町、澁田孝代表)は、函館産エゾシカのモモ肉を塩だれに漬け込んだ「函館塩焼き肉」を開発した。自社加工の製品化第1号で、肉の柔らかさが売り。北海道のアンテナショップ「どさんこプラザ」で今月から販売している。

 くくりわなで捕獲したシカを、自社の食肉処理場で素早く枝肉にし、冷温で熟成。鮮度が抜群に良いため、上質な肉を使えるのが特徴。さらに特製の塩だれに漬け込むことで、柔らかさが増す。通常のシカ肉加工品は生臭さを和らげるため、しょうゆ、みそを使って濃い味付けをするのがほとんどで、塩だれ製品は珍しいという。

 改良を重ね1年以上かけて完成させた自信作。澁田さんは「捕獲から製品製造まで全て自社で手掛けており、安全も保証できる。シカ肉本来のうま味を知ってほしい」と話す。

 価格は215グラム入り714円、300グラム入り840円。販売は同プラザ(札幌、名古屋、東京)のみ。今後、地元スーパーなどでの販売も視野に入れ、販売促進に力を入れる。

 問い合わせは同社TEL0138・85・8711へ。

提供 - 函館新聞社


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