予想以上 トータルデザイン公募に応募12件

update 2012/10/24 10:09


 函館市がJR函館駅前・大門地区の歩道や広場、電停・バス停などの一体的なデザインを民間に提案してもらう「中心市街地トータルデザイン」の公募参加申し込みが19日で締め切られ、計12件の申し込みがあった。市経済部は「予想以上の反響で、今後の提案内容を精査したい」としている。

 国からまちづくりへの重点的な補助を受けるための「市中心市街地活性化基本計画」(13〜17年度)の一環。提案内容は駅前通やはこだてグリーンプラザ、電停・バス停の再整備などで、3日から提案公募の応募登録を受け付けていた。

 企業名は非公表。同部によると、市内や札幌をはじめ、大手を含む首都圏の建築やデザイン、コンサルティング会社などから申し込みがあり、単独企業のほか、2〜4社が共同で組む「コンソーシアム」による応募が目立ったという。

 同部の入江洋之中心市街地等再生担当参事は「予想の2倍以上の申し込み数で関心が高かった。自治体による街のデザイン公募という新しいジャンルで実績を上げたい民間企業が多いのでは」と分析している。

 今後は応募者に11月9日までに具体的な提案書を出してもらい、書類審査を経て、11月中旬に市内外の有識者らでつくる審査委員会が最優秀と次点を決める。年度内に業務委託契約し、来年度以降に順次着工する。

提供 - 函館新聞社


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