市営競輪売上高180億円
update 2012/10/23 10:17
21日で今シーズンの開催を終了した市営函館競輪の本年度売上額は、開催58日間で180億9078万円で、前年度比32億8771万円(22・2%)の増加となった。初めて開催されたGTレース、高松宮記念杯の効果が売上額を押し上げたが、普通競輪の不振が響き、本年度当初予算からは4億921万円、2・2%下回る結果となった。
本年度は高松宮杯開催のため、例年開いている函館記念(GV)は行われなかった。
6月に開催された高松宮杯は103億2603万円を売り上げ、当初予算で見込んだ100億円を上回ったが、普通競輪(FT・FU)の売り上げは77億6474万円にとどまり、予算比で8・7%(7億3525万円)下回ったほか、昨年度比でも5・8%(4億7548万円)減少する結果に。市競輪事業部は不振の要因として「ナイター競輪の開催場が増加し、電話投票が他の開催に流れた。日程は調整しているが、現状ではどうしても重なってしまう」と話す。
売上区分別では収入の65%を占める臨時場外が118億9321万円で、高松宮杯開催に伴い前年度比32・9%増と大幅に増えたが、当初予算からは0・4%減と、わずかに届かなかった。本場とサテライト松風では計5億2664万円。臨時場外と同様、前年度からは増加したものの予算額には届かなかった。
市営競輪は2009年度から特別、記念競輪を除いてナイター開催に踏み切っており、「昼間に戻すと競合がさらに激しくなる」(同部)としてナイター開催を続けていく方針。昨年度決算で6億685万円ある累積赤字の圧縮に向け、同部は「他場の場外発売に力を入れ、単年度黒字を目指したい」としている。
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