函館市、女性管理職 初の10%越え

update 2012/10/20 11:32


 函館市はこのほど、第2次男女共同参画基本計画(はこだて輝きプラン、2008〜17年度)の進捗状況をまとめた。それによると、市の管理職への女性登用率は10・3%で初めて10%を超え、重要な政策決定の場で女性の参加が進んでいることをうかがわせる一方、30%の数値目標を掲げている各種審議会委員への登用率は19・2%にとどまっている。

 同計画は市男女共同参画推進条例に基づいて策定。将来像を「男(ひと)と女(ひと) ともに輝く 豊かなまち」と定め、基本目標を「人権尊重と男女平等の意識づくり」「あらゆる分野への男女共同参画促進」「多様な生き方が選択できる環境づくり」としてさまざまな施策を進め、毎年度ごとに進捗状況をまとめている。

 女性管理職の割合は年々増加傾向にあり、2007年度7・8%、08年度8・9%、09年度9・0%、10年度9・1%。昨年度は管理職262人のうち27人が女性で、初めて10%を超えた。主査職(係長クラス)では20%に達している。

 また、小学校の校長職で44人中5人(11・4%)、中学校の教頭職で28人中5人(17・9%)と、過去5年間で最も高かった。

 一方で、各種審議会委員では88審議会、委員1167人のうち女性は224人(19・2%)と伸び悩み、過去5年間でも19〜20%台を行き来する状態が続く。町会や自治会の女性会長は182人中7人(3・7%)と低く、依然として男性中心の状況を示している。

 市は各民間団体に所属する女性の中で委員就任が可能な人材の調査を進めているほか、公募枠の拡大による登用率拡大を目指している。市民・男女共同参画課は「庁内の各種会議で推進状況を説明し、登用率アップに向けた投げかけを進めていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社


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