函館市消防本部 恵山、椴法華出張所統合へ
update 2012/10/20 11:32
函館市消防本部は19日、東消防署恵山出張所(川上町)と椴法華出張所(新浜町)を、2015年度をめどに統合し、恵山地区の日ノ浜町に新庁舎を建設する計画を明らかにした。両出張所とも建物の老朽化が進んでいる上、道が示した津波浸水想定でともに浸水被害を受ける場所に該当することなどが理由。
19日に市恵山支所で開かれた恵山地域審議会(東福洲二会長)で報告した。
恵山、椴法華出張所はともに職員10人、当直3人体制で運用している。両出張所とも建設から30年以上経ち老朽化が進んでいるほか、津波浸水想定では恵山が2〜3b、椴法華が1bの浸水が予想されている。
恵山では旧市内へ救急搬送する際に往復で約2時間かかるため、その間戸井地区から救急車を配備する体制を取っているが、地元在住の職員が減少しており、「この状況を維持するのは困難」と判断した。
新庁舎は両地域の中間地点となる日ノ浜町に建設を予定。鉄筋コンクリート造2階建て、職員20人、当直6人体制で、消防車・救急車各2台を配備。救急車1台は高規格救急車とする。
市消防本部は2004〜14年を期間とする再編計画に沿って北消防署弥生・青柳出張所の統合や東消防署南茅部支所の移転を進めており、今回で適正配置を終える考え。来年度に用地購入や実施設計を行い14年度に建設、15年4月の開所を目指す。同本部は「来年度予算で要求したい」と話している。
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