身体障害者手帳 道南72人誤認定
update 2012/10/20 11:32
道は19日、「身体障害者手帳発行システム」で手帳を交付した道内752人について、JRなどの運賃割引の障害種別認定が誤っていたと発表した。このうち道南の誤認定者は渡島管内(函館市を除く)50人、桧山管内22人。渡島総合振興局と桧山振興局は該当者の自宅を訪ね、謝罪した上で誤記部分を書き換える。
高橋はるみ知事が同日の定例会見で、職員の人為的ミスが原因と認め、陳謝した。
道によると、9月中旬に交付を受けた人から指摘を受け、調査した結果、本来は「第1種」(重度)とすべきなのに、誤って「第2種」(それ以外)と記載したまま手帳を交付していたことが分かった。
2種の中でも複数の部位に障害がある人は1種に格上げされる。発行システムはあらかじめ1種とプログラムされているものを除き、自動的に2種と記載してしまうため、1種に該当する場合は入力時に職員が手作業で修正する必要があった。しかし、修正作業の必要性について「組織的に徹底されておらず、機械から出てくるものが正しいという認識になってしまった」と渡島総合振興局。新システムを導入した2005年9月以降、誤認定に気づかなかったという。
運賃割引では、JRだと本人は1種、2種とも100`超の場合、普通運賃が半額、1種は介助者も半額となる。道は利用証明があれば、運賃の損害補償をする方針。
函館市は独自に身障者手帳を交付している。
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