観光名所の紅葉遅れ

update 2012/10/17 10:01


 道南各地で紅葉が遅れている。冷え込みが強まった今月中旬から染まり始めたが、函館・近郊の名所は例年より1週間から10日ほど遅い。関係者は「長引いた猛暑の影響」と口をそろえ、25日から1週間がピークとみている。

 気象庁は15日、9月の世界の平均気温が1891年の統計開始以降、最高を記録したと発表。函館も平年より4・2度高い22・5度と過去最高を更新。平年差は、道内22主要地点で6位だった。

 七飯町の大沼公園では、例年より2週間遅い今月10日ごろからウルシ類が染まり始めたが、16日現在、緑の葉が目立つ状況だ。自然公園財団大沼支部によると、朝晩が急激に冷え込み、最低気温が8度を下回り始めたのが中旬で、「最近は日に日に紅葉が進んでいる」という。カエデ類も徐々に色付いているとし、「ピークは1週間遅れの25日ごろ。このまま順調に紅葉が進んでほしい」と同財団。

 函館市恵山地区では、同地区で毎年最初に紅葉が始まる海向山(かいこうざん)が16日現在、紅葉していない。残暑が長引いたため、葉に黒い斑点ができたサラサドウダンが目立っている。市恵山支所は「2年前の猛暑と違い、今年は9月中旬まで暑かった。色鮮やかな紅葉も数日間で落葉してしまう恐れがある」と気をもんでいる。

 見晴公園も、カエデが徐々に染まっているが、「1週間から10日ほど遅れている」(同公園管理事務所)。夕刻からカエデ並木をライトアップし、音楽ライブなども開く催し「はこだてMOMI―Gフェスタ」は20日開始だが、例年、初日の段階で紅葉は本格化しておらず、「(今年も)イベント会期中に見ごろになってくれるはず」と期待している。

 函館海洋気象台によると、今後寒気が入り込むため、18日以降の函館・近郊は最低気温6、7度前後で推移する見通し。

提供 - 函館新聞社


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