大妻高「子ども文化コース」新設へ
update 2012/10/17 10:00
函館大妻高校(池田延己校長、生徒426人)は2013年4月から、現在の家政科内にある「生活情報コース」を廃止して「子ども文化コース」を新設する。高校で保育に関する基本技術と知識を身につけ、市内の短大と連携した5カ年計画も検討。将来、保育士や幼稚園教諭などの保育分野で活躍するスペシャリストを育てる。校舎の一部新築も進める。
同科は2年生からコースを選択するシステムで、従来はコンピューター技能を習得する「生活情報コース」と家庭生活の基礎を学ぶ「家政コース」があった。来年度からはピアノや折り紙などを使って造形表現を育てる授業などを行い、子育てに触れる「子ども文化コース」と、名称を変更した「ファッション造形コース」の2つになる。
同校が来年創立90周年を迎えるのを機に、同周年と100周年(2023年)記念事業として、コースの新設と校舎の改築を決めた。校舎を新築・改修し、2014年の完成を目指す。オープンカフェ(食堂)を新設し、地域交流の場としても活用する考え。
新コース設立は、短大に進み、保育士などを目指す生徒が保育に必要なピアノ演奏などに悩まされる現状を受け、保育の基礎・土台作りの必要性を検討。また、政府が幼稚園と保育所の両方の役割を持つ「認定こども園」を充実する方針を固め、今後、保育分野のエキスパートのニーズが高まっていくことを考え、新設することを決めた。
池田校長は「教育を通じた良妻賢母の育成を目指し、地域で活躍する人材を育てていきたい」と話している。
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