藤島さんが函館山の花の本出版
update 2012/10/13 10:44
函館山愛好家でライターの藤島斉さん(大阪在住)がフォトエッセイ「花しるべ 寝ても覚めても函館山」を出版し好評だ。春―初夏編と夏―秋編の2冊があり、藤島さんは「これを見て実際に歩いてみてほしい。函館山の花を楽しむきっかけになれば」と話している。
同書は今年2月と8月に発行され、春―初夏編は111種、夏―秋編は130種の花を紹介。本州の標高2000メートルの山で見られる淡い紫色が特徴の「白根葵」をはじめ、温暖な気候の函館山で咲く色とりどりの花の魅力を伝えている。
5年前に函館を訪れた時、朝の散歩で登ったのを機に徐々に道端に咲く花や植物に引き込まれたという藤島さん。「図鑑でしか見たことがなかった花が登山道に咲いていた。驚いた」と振り返る。
出身地の埼玉県では自然保護活動に携わっていたことも。今年は函館山を散策する講座「函館山の歴史をめぐる」の講師を務めており、山への思いも熱い。「函館山の魅力を再発見してほしい」と出版し、3年ほど前から撮りためた作品を2冊に掲載した。
函館山の花に関する本は1981年に発行された「函館山の植物」(大野林二郎著)以来という。同山には約650種類の植物があるとされている。藤島さんは「いつか春夏秋冬の花を紹介する番外編を出したい」と話している。
1冊750円(全60ページ)。函館市地域交流まちづくりセンター、五稜郭タワーなどで販売されている。
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