大野農高の乳牛 2年ぶり最高評価

update 2012/10/11 10:34


 【北斗】日本ホルスタイン登録協会が行う体型審査で、大野農業高校が飼育している乳牛「ダイノーリンカーンオブロイ」(雌・8歳)が、最上位ランクの称号「エクセレント(EX)」を獲得した。同校では2年ぶり6頭目の快挙。生徒や職員からは喜びの声が上がっている。

 ロイは体重900キロ以上で、2010年にEXを獲得した母が同じ姉牛「ダイノーリンクスアミ」の妹牛にあたる。同校ではロイを含め、12頭の乳牛を農業科乳牛班の1〜3年生18人が飼育に当たり、授業時間以外の放課後も餌を与えたり、ブラッシングを行うなど世話をしている。

 同班の中村菜々さん(2年)は「牛の気持ちになって世話をするように心掛けている。病気など、生き物を育てる大変さを実感することもあるが、愛着を持って育てている牛がEXを獲得してうれしい」、服部良太農業科学科長は「代々引き継がれ、積み重ねてきたことが実を結んだ。卒業生たちにも報告したい」と喜びを語っていた。

 審査は9月29日に実施。牛の各部位の機能性を評価することで、生産できる乳量などを判断し、「体貌(たいぼう)と骨格」「乳器」などの4区分から点数を付ける。100点満点で90点以上がEXとなり、ロイは審査で90点を獲得。道内では一般酪農家の牛も含めて年間3万頭が評価を受け、EXは約100〜150頭という難関。通算6頭のEX評価獲得は全国の高校でもトップクラスという。

提供 - 函館新聞社


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