野村水産がエコラベル$産加工品販売
update 2012/10/10 10:09
定置漁業と加工を手掛ける函館市南茅部地区の「久二(きゅうに)野村水産」(野村譲社長)が、日本の水産エコラベル制度「マリン・エコラベル・ジャパン(MELジャパン)」のラベルシールを商品に付けて販売を始めた。定置で水揚げした魚にシールを付けるのは全国初で、持続的漁業をアピールする目印となる。
MELジャパン認証は、生産段階と流通加工段階の2つ。まず、南かやべ定置漁業協会(会長・野村社長、11経営体19か統)が昨年5月に生産段階認証を受けた。続いて、同社加工部門が流通加工段階認証を今年3月に取得。これによりシールを付けて消費者まで届ける態勢が整った。
加工本番を迎えた今月から本社、本通直営店、七飯直販店にシールが付いた商品が登場。イカやサケ、イクラなどの加工品で先行し、今後鮮魚にも拡大する考え。認証を受けていない他産地の魚と混じり合うのを避けて流通・加工することが必要で「会社を挙げてモラルをきちんと守る」と野村社長。
シールを付けても高く売れるわけではないが、お客が差別化商品として認めれば、原料高による価格高騰時に応援してもらえることが期待される。野村社長は「お客が満足するいい製品を作って売る責任がさらに増す」と気を引き締める。
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