世界新三大夜景に函館は落選
update 2012/10/10 10:09
夜景観光の普及を目指す民間団体が選んだ「世界新三大夜景」に、長崎、モナコ、香港が認定された。これまで一般的には函館、ナポリ(イタリア)、香港が世界三大夜景とされてきたが、新基準による再評価で函館は落選=B函館市は「従来も公式なものではなく、函館夜景が世界一という認識に変わりはない」と静観している。
長崎市で5日に開かれた「夜景サミット2012in長崎」で公表された。夜景に詳しい「夜景鑑賞士検定」などを主催する一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」(東京、丸々もとお代表理事)が企画した。
新三大夜景は「港町の夜景であること」を条件に、全国約3500人の夜景観賞士の推薦のほか、夜景が見られる場所の数、観光的な取り組みなど11項目を基に選考。長崎は港を囲むすり鉢状の地形が多方向から鑑賞できることなどが評価された。
主催団体によると、函館は国内外の約120都市から選抜した第2次ノミネートの18都市には残ったが、「函館山以外に俯瞰(ふかん)的に眺望できる場所が少なく、『裏夜景』もまだ定着していない。夜景ガイドなどソフト面の取り組みも弱かった」(丸々代表理事)といい、最終候補の6都市から外れた。
一方、昨年5月にはフランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂版で函館山からの眺望は最高評価の三つ星を獲得している。市観光振興課は「三大夜景や100万ドルといったブランドは自治体で公表したのではなく、見た方の高い評価から生まれたもの」と話し、今後も「世界一」として函館夜景をPRする方針だ。
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