函館産の「食べるこんぶ」好評 北海道日水が販売

update 2012/10/7 11:21


 北海道日水(本社札幌)が、函館産の養殖コンブを生食用に加工した「塩蔵昆布」を販売し好評だ。手軽に魚料理を食べられる水産庁「ファストフィッシュ」のブランド認定を受けた道南第一号。だし以外の生食用途を開発したことで、コンブの消費拡大に一役買いそうだ。

 乾燥コンブ需要が頭打ちする中、新しい用途を開発し、コンブの付加価値向上を目指す。本来なら1年かけて成長させる促成の養殖コンブを、3月に5〜6カ月で早どり≠オ、柔らかく実も薄い南茅部産コンブを使う。昨年初めて生産し、2年目の生産量は12〜13トン。

 南茅部地区の久二野村水産(野村譲社長)が製造を担う。「食べるこんぶ」としてPRしており、ワカメよりシャキシャキ感があり、サラダやみそ汁、炒め物、ラーメンのトッピングなどに合うという。冷凍で1年保管できる。

 市も商品開発や販路開拓で支援。3月のコンブの早どり作業は漁業者にとって水揚げの少ない時期の貴重な収入源となるほか、加工業者も閑散期に工場を稼働できるメリットがある。

 同社函館事業所(海岸町)の保原和男さんは「用途の多様化により、新しいマーケットが創出され、乾燥コンブにもいい影響を与えるのでは。生産量を増やし、販路をもっと広めたい」と話す。

 コープさっぽろの函館地区店舗で取り扱う。価格は100グラム当たり98円。問い合わせは同事業所TEL0138-41-6105へ。

提供 - 函館新聞社


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