「受信環境クリーン図案コン」で杉之原さんが道内最高賞

update 2012/10/3 10:59


 函館桐花中学校(中村吉秀校長)の杉之原萌衣さん(1年)が、全国の中学生を対象とした「第45回受信環境クリーン図案コンクール」で、道内最高賞の北海道受信環境クリーン協議会会長賞を受賞した。杉之原さんは「こんな大きな賞は初めてなので、とってもうれしい」と喜んでいる。

 杉之原さんの作品は、テレビ画面を眺める高齢者が電波障害で悩み困っている場面を表現。北海道の方言「〜だべさ」を用いた親しみやすい言葉で、電波妨害防止を訴えている。

 ポスターは7月にあった美術部の合宿で作成。緑の色合いを工夫し、山を中心に全体の構図を考えたといい、「電波障害で困っている人がいるということを知ってほしい」と杉之原さん。今回の受賞を励みに「いろんなコンクールに応募してみたい。これからもがんばっていきたい」と意気込んでいる。

 指導を担当した齋藤悦子教諭は「最後まで根気よく丁寧に作品を仕上げたがんばりが受賞につながったと思います」とねぎらいの言葉をかけていた。

 同コンクールは、受信環境クリーン中央協議会と各地方受信環境クリーン協議会が、テレビやラジオの受信障害防止策について理解を深めてもらおうと、毎年実施。今回は全国から330校2978点、道内では15校から108点の応募があった。

提供 - 函館新聞社


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