見て、聴いて、食べて…縄文満喫
update 2012/10/1 11:10
昨年10月にオープンした函館市縄文文化交流センター(臼尻町)の開館1周年に合わせ、世界遺産登録への機運を盛り上げる「商工会縄文まつり」(函館東商工会主催)が30日、同センター屋外広場で初開催された。地元の子どもたちによるソーラン踊りや縄文浜鍋の振る舞いなど、多彩なイベントで盛り上げた。
地元町内会などでつくる南かやべ縄文文化創生の会や南かやべ漁協など、多くの団体が協力。小雨の降る中、旧市内からも大勢の人が来場した。
広場ではさまざまな催しが開かれ、磨光小の児童たちはソーラン踊りを披露。そろいの法被を羽織った4〜6年生児童46人が、太鼓の音に合わせながら「ソーラン! ソーラン!」と元気に伸び伸びと踊り、会場を盛り上げた。
食品ブースでは、300人分の縄文浜鍋が無料で振る舞われた。南茅部産の秋サケと昆布を入れた旬の味に、大勢の市民が舌鼓を打った。
このほか函館の「縄文音楽を考える会」による石笛を使った縄文音楽の演奏や、郷土芸能「安浦駒踊り」が披露された。
市内美原から家族で訪れた会社員、山本昇さん(43)は「縄文浜鍋がさっぱりとしておいしかった。こんなにすごい縄文遺跡が函館にあると知らなかったので勉強してみたい」と笑顔を浮かべる。
函館東商工会の遠山俊一会長は「縄文を生かした地域づくりができるよう、来年度以降も継続して開催していきたい」と話した。
同センターは1年間で約6万3100人が入場し、当初目標の5万人を上回っている。
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