出番そろそろ まきストーブ

update 2012/9/27 11:50


 朝晩の冷え込みが始まる中、函館市新川町28の「大和金属」(高岸良明社長)でまきストーブの製造、出荷が本格化し、職人が連日、鉄板の加工、組み立てに汗を流している。

 同社は1950年ごろ創業。厚さ0・6ミリの鉄板を加工し、高さ36センチ、長さ63センチの主力商品「玉子型」をはじめ、「角型」「時計型」などを手掛ける。生産台数は毎年2万1000台で推移。本道と東北各地に出荷し、農家や漁師らに利用されている。 工場では職人7人が「カンカンカン」と金づちの音を響かせながらストーブの出来を確認。朝から夕方までで一日約150台製造するという。

 高岸昌寛専務(36)によると、例年は8月中旬から注文が相次ぐが、今年は「異常気象」の影響で1カ月ほど遅れたという。売り上げは前年同期から約20%減少し、「今時期から忙しくなる年は初めて」と高岸専務。10月がピークになりそうという。

 「玉子型」(大)は3980円。函館市内のホームセンターで販売中だ。

提供 - 函館新聞社


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