自民新総裁に安倍氏 道南各党 反応さまざま
update 2012/9/27 11:50
自民党総裁選は26日、安倍晋三元首相(58)が国会議員の決選投票で石破茂前政調会長(55)を逆転し、新総裁に選ばれた。野田佳彦首相が再選された民主党代表選と合わせて次期衆院選の“顔”がそろい、道8区(渡島・桧山管内)の政党も、衆院選への準備を加速させている。
自民党道連は道5区選出の町村信孝元官房長官(67)を支持、前田一男道8区支部長も党員として町村氏に投票した。前田氏は「町村氏は残念だったが、安倍氏には10年来指導いただいており心強い。決まった以上一つにまとまり、総選挙で政権奪還を目指す」と意気込んだ。決選投票で石破氏を逆転した結果に対しては「有権者の負託を受けての国会議員票には重みがある」と理解を示した。
公明党函館総支部の茂木修支部長は「一度首相を経験した点が評価されたのでは。自公連立政権時の首相でもあり、関係は変わらないと思う」と好意的。「社会保障・税一体改革の3党合意を再度確認した上で、早いうちに信を問う共通認識に立つべき」と求めた。
一方、民主党道8区総支部の道畑克雄幹事長は、立候補した5氏の政策に大きな相違点が見られないと指摘するとともに、「平和や原発などの問題で、今後国民の期待に応えられる政策が発信できるか大いに疑問」と、脱原発依存を掲げる民主党の政策との違いに言及。安倍氏については「一度は政権を投げ出し、健康状態にも懸念が残る」とした。
共産党函館地区委員会の高橋佳大委員長は「安倍氏は憲法改正を認めているため、日本の平和と民主主義が揺らぐ恐れがある」と語る。政策面でも「原発ゼロを推進していない上、消費増税にもまっしぐらな姿勢。懸念材料が多い」と話した。
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