未来大の和田教授ら操業日誌<Aプリ開発

update 2012/9/26 11:20


 公立はこだて未来大(中島秀之学長)の和田雅昭教授(41)=海洋情報学=らが、ホタテ漁に役立つ「iPad(多機能携帯端末)」向けのアプリケーションを開発した。ホタテ版のデジタル操業日誌≠ナ、現在販売するためのアプリの審査中。発売されれば同大のiPadアプリとしては製品化第二弾となる。

 和田教授はiPadを活用した研究で、留萌沖で捕れるナマコの資源管理に成果を上げてきた。留萌のナマコとオホーツク管内のホタテが同じ桁曳(けたび)き網漁のため、ホタテ漁への応用を考案した。

 雄武漁協(雄武町)の協力を受け、今年6月から研究に着手。ナマコ版を改良して開発したアプリは、投網や揚網の時間、ホタテや天敵ヒトデの資源状況をiPadの画面上に表示。これによりヒトデを低コストで効率的に駆除でき、ホタテの漁獲量が増加するという。

 審査が通れば、製品は米アップル社のアプリ販売サイト「App store」で取り扱う。価格は1万500円。

 和田教授は「まずは漁協の数隻で試験導入し、結果を残した上で全隻に導入できれば」と話している。

提供 - 函館新聞社


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