函館市が韓国訪問延期、竹島問題などで
update 2012/9/25 10:50
海外からの観光客誘致に向け、函館市や市議会、経済界などのトップが10月に予定していた韓国への訪問を延期することが24日、分かった。島根県の竹島問題をめぐり日韓関係が悪化していることが要因で、市は「今は静観するしかない」としている。
函館市などの韓国へのトップセールスは2002年から毎年欠かさず行っていて、延期や中止になるのは異例。今年は10月中旬に市や市議会、函館商工会議所のトップらが韓国・ソウル市内の航空会社や旅行会社などを訪問する予定だった。
一方、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸などで、日韓関係が悪化していることから、市は当面の訪韓見合わせを決定。8月に補正予算250万円で韓国の旅行代理店や報道機関の関係者を招いて実施した函館観光体験の推移を見守ることにした。
市ブランド推進課は「政治的なしがらみの中で、今は声高にPRしづらい。様子を見てタイミングを探りたい」と話す。来年1月には台湾へのトップセールスも予定されているが、尖閣諸島をめぐる日中関係の悪化もあり情勢は不透明で、同課は「今後は東南アジアへのシフトも検討課題」としている。
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