テーオー小笠原、函館日産自動車を買収
update 2012/9/22 10:30
木材・住宅販売、流通業のテーオー小笠原(函館市港町3、小笠原康正社長)は21日、自動車ディーラーの函館日産自動車(石川町、三野正博社長)の全株式1000株を取得し、同日付で子会社化したと発表した。買収は自動車販売部門の強化が狙いで、収益の柱の事業とする考えだ。
同社のグループ企業には、三菱自動車を取り扱う函館中央三菱自動車販売があり、函館中央三菱はこのほど、スズキ自動車の販売権を取得。10月から販売を開始するため、グループ全体では自動車メーカー3社を取り扱う体制となる。
函館日産の株式取得は21日に開かれたテーオー小笠原の取締役会で決議した。2010年から取り組んできた同社の経営改革に一定のめどがついたことから、新たな収益の柱となる事業として函館日産の買収を決めた。買収額は非公表。
函館日産は道南唯一の日産自動車のディーラーで新車、中古車の販売、修理を手掛ける。2002年7月に設立。資本金は5000万円。売上高は、10年3月期が40億3500万円、11年は40億1500万円、12年は44億2900万円と推移。同年の経常利益は1億5500万円を計上している。
テーオー小笠原は「両社の顧客基盤、資産を効率的に運用をすることでシナジー(相乗効果)を追求し、グループが一体となり事業を展開していく」としている。
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