野田首相が民主代表に再選、道南各党 動向注視
update 2012/9/22 10:30
民主党代表選は21日、野田佳彦首相が大差で再選された。26日には自民党の総裁選も控えており、道南の各政党関係者は今後の国政の動向を注視。野党側からは大間原発をめぐる対応への批判とともに、早期の解散総選挙を求める声が上がっている。
民主党総括副幹事長で、道8区選出の逢坂誠二衆院議員は野田首相に投票し、「内外政とも信頼を得るには、1年ごとにころころと総理を変えるべきではない」と説明する。大間原発を含む脱原発依存については「2030年代の原発稼働ゼロという大きな目標の中で、大間も工事を止めなければ。野田さんには期待というよりは実現させなければならない」と強調した。
一方、自民党道8区支部の前田一男支部長は「民主党は看板スターがすっかりいなくなった」と皮肉を交え、自民の新総裁決定後、早期の解散総選挙を求める。「大間原発の対応も誤った方向に進んでいる。政権交代を果たしてひ弱な外交をただし、党として日本を正しい道に進めていくことを目指したい」。
公明党函館総支部の茂木修支部長は社会保障・税一体改革をめぐる3党合意に触れ「迅速に国民会議を立ち上げ、社会保障の充実に取り組んでほしい」と注文。その上で「来年度予算を審議する前に、早いうちに解散し、国民の信を問うべき」と求めた。
共産党函館地区委員会の高橋佳大委員長は「野党として問責決議を出しており、そもそも辞めてほしい人が再選したという思い。消費税増税や大間原発の建設再開容認など、やってほしくないことをしている」と批判。「野党として民主党には真っ向から戦っていきたい」と語った。
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