函館「魅力度」3位…ブランド調査
update 2012/9/19 10:22
民間シンクタンクのブランド総合研究所(東京)が18日に発表した今年の地域ブランド調査で、函館市の「魅力度」は全国の市町村で3位となり、昨年の2位から転落した。観光や食品購入の意欲低下が響き、同研究所は「地域間競争の激化で、函館の優位性が薄れている」としている。
調査は2006年から始まり、今年で7回目。7月に全国1000の市町村を対象に「魅力度」や「認知度」「観光意欲」など計72項目をインターネット調査し、全国の計3万375人から得た回答を点数化した。
函館市は09年に1位に輝き、10、11年は2位と上位をキープし、3位は06年以来。今年の魅力度は52.8点で、前年より3.9ポイント低下。3年連続1位の札幌市とは7.2ポイント、昨年と順位が逆転した京都市とは2.8ポイントの差が開いた。
主要項目別では、「観光意欲度」が前年(2位)の65.8点から61.6点の3位に転落。観光面に相関する「食品購入意欲度」も同(2位)55.4点から52.7点で4位に下げた。同研究所は「全国的に食の魅力が底上げされ、他都市との差が縮まっている」と分析する。
このほかの低下要因として、観光意欲度の「ぜひ行ってみたい」が前年の43.4%から36.6%に6.8ポイント減となり、リピーターの確保が課題として浮かんだ。同研究所は「函館の食は集客の大きな力だが、激しさを増す都市間競争を生き残るにはさらなる磨き上げが必要」と話している。
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