藤城小児童、キンボールで全国準V

update 2012/9/18 10:10


 【七飯】藤城小学校の児童でつくるキンボールクラブ「遊わっぱクラブ」の2チーム「ワッパーズRi(アールアイ)」と「ワッパーズWIN(ウィン)」が15日、岩手県盛岡市で行われた全国大会「第13回キンボールスポーツジャパンオープン・フレンドリーカップ」に出場。「Ri」が準優勝の栄誉を手にした。16日夜、函館に戻ったメンバーは「まさか初出場でここまでできるとは思わなかった」と喜びを語った。

 同クラブの「Ri」と「WIN」は、競技初心者向けの「フレンドリーの部・ジュニア」に出場。30チームが9ブロックに分かれた予選リーグでは、ともに3戦3勝。リーグトップで準決勝進出を決めたが、組み合わせの結果、「Ri」と「WIN」が同ブロックに入ることに。

 七飯勢の直接対決となった準決勝では「Ri」が勝利し、決勝進出を決めたが、「Ri」の若狭みなみさん(12)は「『WIN』のためにも頑張ろうという思いが強くなった」と語る。

 決勝は、富山県代表の2チームと対戦し、「Ri」は惜しくも準優勝となったが、野沢海斗君(12)は「ここまでいけるとは思わなかった。うれしい」。池田愛梨さん(11)は「決勝の相手はスピードと団結力がすごかった」と振り返った。

 選手らは、16日午後10時過ぎ、フェリーで帰函。キャプテンの青山龍人君(11)は「まだ実感がわかない」とはにかんだ。熱戦を見守ったコーチの小松明稔さん(44)は「キンボールは一生続けられるスポーツ。試合だけでなく、地域の触れ合いの機会としても続けていってほしい」と話していた。

 ◆キンボール カナダで生まれた屋内球技。1チーム4人編成で、1試合で3チームが競いあう。直径122a、重さ1`のボールを床に落とさないようヒット(サーブ)やレシーブを繰り返し、失敗すると他の2チームに得点が入る。

提供 - 函館新聞社


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