連休初日 観光地にぎわう
update 2012/9/16 10:17
3連休初日の15日、函館市内は好天に恵まれ、観光地は多くの人でにぎわった。木古内町のJR江差線で発生した貨物脱線事故の線路修復などが終わり、同日には通常運行に戻った。3連休に入る前に全面復旧したことで、観光施設などからは安堵(あんど)の声が上がる一方、JRの利用者らは安全性への不安を口にした。
豊川町の金森レンガ倉庫前には多くの人が訪れた。金森商船では「脱線事故の影響を懸念していたが、運行再開が連休前で良かった」とし、「これからの入り込みにも期待したい」と話した。
ホテルグランティア函館駅前(若松町21)では、13、14の両日は、東北からの予約客のキャンセルがあったが、全面復旧した15日は影響はなかった。同ホテルでは「無事に復旧したことで、お客様を落ち着いてご案内することができた」と安堵している。
函館駅前の朝市は早朝から観光客で混雑。函館朝市協同組合連合会の井上敏廣理事長は「予想以上に人が来ており、連休の出だしは好調」とする。脱線事故については「原因がはっきりしないままの運行は不安」と話した。
不安の声はJR利用者からも。千葉県の村上州宏さん(69)は、13日に新青森から特急列車に乗ったが、木古内からは友人が車で迎えに来て函館入りした。「帰りは復旧したのでよかったが、以前も同じところで脱線していたようなので、しっかりと調査をしてほしい」と注文を付けた。
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