厳しく品質チェック 今年産米の等級検査

update 2012/9/15 10:30


 【七飯】JA新はこだて(畠山良一組合長)は14日、今年産米の等級検査を七飯基幹支店(七飯町本町、中川正支店長)検査場で始めた。町鶴野の工藤誠一さん(43)が生産した「ほしのゆめ」と「ななつぼし」を検査。水分含有量や整粒歩合などをチェックした結果、全量1等級となった。

 工藤さん方は約11fの水田に「ほしのゆめ」「ななつぼし」のほか、「ゆめぴりか」「ふっくりんこ」「きらら397」を作付け、順次、収穫作業を進める。今年は今月3日に「ほしのゆめ」の刈り取り作業を始め、「ほしのゆめ」を200袋(1袋30`)、「ななつぼし」を99袋(同)出荷した。

 同JA農産物検査員が各袋からサンプルを抽出。水分や整粒歩合、形質などを検査し、全て1等級と格付けした。工藤さんは「1等米を作るのに、いろんな努力をしており、ひと安心。ほかのコメも全量1等級が目標」と話していた。

 同JAの畠山良一組合長は「素晴らしいコメだ。タンパク値も低そうなのでおいしいと思う」と太鼓判を押した。

 今年産は高温障害が懸念されたものの、適切な栽培管理で被害もなく、収量は平年並みになる見込み。

提供 - 函館新聞社


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