上磯小W快挙、吹奏楽部と合唱部が全国大会へ

update 2012/9/12 10:16


 【北斗】上磯小学校(和高敏明校長、児童620人)の吹奏楽部と合唱部がそれぞれの全道大会で北海道代表に輝き、10月に行われる全国クラスの大会に出場する。厳しい暑さの中で努力を重ねてきた成果で、同じ音楽を楽しむ仲間として互いの健闘を誓い合う。両部は「力を出し切り、最高の演奏を」と、活動を支えている人たちへの感謝の気持ちを大舞台で響かせようと練習に励んでいる。

 吹奏楽部(佐藤嶺部長、部員68人)は、札幌コンサートホール「キタラ」(札幌市)で1日に開かれた第57回道吹奏楽コンクール(道吹奏楽連盟など主催)に出場。小学校の部には25校が参加し、金賞受賞とともに、第12回東日本学校吹奏楽大会(10月13日、青森県八戸市)出場を決めた。

 演奏曲は、吹奏楽の名曲「アルメニアン・ダンス・パートT」(A・リード作曲)。指導する高橋聡教諭は「音楽に対する情熱や互いに高め合う気持ちが強い子どもたち。5つのテーマが一つの場面につながる小学生にはとても難しい曲だが、この子たちならきっとできると選んだ」と話す。

 全道大会では「自分たちのできる一番良い演奏をする」と万全の状態で臨み、最高の結果を得た。佐藤部長(12)は「音程やピッチが合わないところもあったので東日本大会までに直したい。全道大会以上に悔いのない演奏をしてきたい」と気を引き締める。

 合唱部(濱谷さりあ部長、部員52人)は、8日に札幌市民ホールで行われた「NHK全国学校音楽コンクール」の全道大会(NHK札幌放送局など主催)に出場。9校が参加し、見事に金賞に輝いた。全国大会はNHKホール(東京・渋谷)で10月7日に開催。道南地区からの出場は1993年度の函館八幡小学校以来の快挙だ。

 4年生以上の部員35人で課題曲の「希望のひかり」と自由曲「こころのありか」に挑んだ。濱谷部長(11)と清水花恋副部長(12)は「課題曲は母音がつぶれないように発声と表現に気をつけた。金賞発表の時、(北斗の)『ほ』が言われた瞬間にみんなで喜んだ」と話し、「他校の分も背負って、代表として頑張ってくる」と意気込む。

 指導する飯田奈穂子教諭は「これまで先輩たちが積み重ねてきたことがいい賞につながった。NHKホールという大きな舞台でも上磯小らしい声を響かせてもらえれば」と話していた。

 ダブルの快挙を喜ぶ和高校長は「感謝の気持ちを持って演奏する子どもたちの姿勢に成長も感じている。大きな自信になるだろう」と話していた。

 合唱部の演奏は、NHK「Eテレ」で、道大会(録画)が9月30日午後2時から、全国大会は10月7日午後2時から生中継される。

提供 - 函館新聞社


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